【職場に妊娠報告】妊婦が仕事をして体験した、同僚や上司の反応と変化
職場への妊娠報告について、同僚や上司の反応が気になって悩む方は多いと思います。
そして、やっと報告してもその後の妊娠と仕事の両立にも悩みます。
私は妊娠する数年前から同じ職場に勤め、最近産休に入りました。
第1子妊娠前と妊婦になってからで、同僚や上司の反応、周囲や自分自身が変わったと感じた体験について書きます。
上司に報告
まずは所属する部門のトップの上司に、1番最初に報告しました。
上司を尊重する意味でも、自分から直接報告したかったからです。
私以外の人の口から上司に伝わってしまうのは避けたかったです。
なので、この上司に報告する前には、他の人には話さないようにしました。
上司に報告をしたのは妊娠9週の時です。
予定日が確定した翌日でした。
本当は安定期に入ってから報告したかったのですが、
- つわりでいつ仕事を急に休むかわからない
- 体調に応じた業務調整をしてほしい
- 上司も人員確保は早めに検討したいだろう
と思い、早めのタイミングになりました。
報告したら上司からどんな反応が返ってくるか戦々恐々としていました。
なぜなら、部門で妊娠するのは私が初めてで前例がありません。
職場全体でも産休や育休を取った人はほんのごく僅かしかいません。
当日は、上司と2人きりではなく、他の数人が同じ部屋にいる時に報告することにしました。
(万が一、何か理不尽なことを言われた場合のため。)
上司はとても驚いていましたが、反応は意外とあっさりしていて事務的でした。
- 予定日
- いつから産休か
- 仕事に復帰する意思
- 体調や配慮して欲しいことの有無
- 引き継ぎ
これらについて、自分から報告しました。
妊娠報告はいずれは必要なことなので、伝えるべきことを明確にして簡潔に伝えるのがいいかと思います。
部門のトップだけでなく、面識があれば会社の上層部の人達にも、他の人の口から噂が広まる前に、自分の口から報告した方がいいようです。
人事に報告
部門トップに報告した後は人事に報告しました。
人事への報告は事務的作業なので、そんなに緊張しません。
面談をしてくれ、
- 予定日
- いつから産休か
- 仕事に復帰する意思
- 体調や配慮して欲しいことの有無
上司と同様の事について聞かれました。
それに加えて、産休に入る際に必要な書類や法律についても説明を受けました。
報告した後の周囲の変化
上司に報告をしてからも、まだ安定期ではなかったので、他の同僚や上司には積極的に報告しませんでした。
しかし噂はすぐ広まるので、体調が安定するのを待っていたら、多くの人に対して直接報告する機会を逃しました💦
噂で聞いて知った人がほとんどのようです。
仕事をしていて感じた1番大きな変化は、今まで(長い間)ほとんど話したことがなかった人から話しかけられるようになったことです。
特に、お子さんがいる年上の女性が多かったです。
その他の変化は、いつ誰と話をしていても、雑談の話題が妊娠のことばかりになったことです。
私自身は妊娠の話ばかりしたいわけではなかったのですが、職場で私を見かけると、
「体調はどうですか?」
「お腹が重たそうですね。」
「今の赤ちゃんの体重は何キロですか?」
「(性別が)どっちかわかったんですか?」
「お腹触ってもいいですか?」
という質問でみなさんが話しかけてきます。
さらに、私を見かけると、みんなの視線が(顔や目ではなく)私のお腹を向くようになりました。
私はお腹が目立たない服装を常にしていました。
今までは誰かとすれ違った時に挨拶すると、顔を見られるか、チラ見されてそんなに視線を向けられないか程度でした。
妊娠してからは、無意識とは思いますが明らかにみんなの視線がお腹を向くようになりました。
みんなの中で、「私という人間イコール妊婦」という目で見られていると感じました。
いや、みんなの中でだけではなく、自分自身の中でも、無意識にそうなっていたのかもしれません。
私は私、妊娠も私の個性の一部と思えるようになりたいです。
報告した後の仕事の変化
妊娠を報告してから、業務上の立ち仕事を削減してくれました。
重いものを持つのも他の人にお願いしました。
あとは、上司の態度にもわずかな変化があり、今までは100できないと怒られていたことが、妊娠後は80でも褒められるように感じました。
これについては、もちろん人によって違いはあると思います。
自分自身も仕事で無理をして赤ちゃんに影響があったらと思うと恐かったです。
なので、できるだけ夜は残らずに帰るようにしていました。
あと、産休に入る時期から逆算して、業務を他の人に引き継いでおくことも大切です。
まとめ
職場への妊娠報告は、妊娠がわかったらまず考える(悩む)ことの1つだと思います。
- 報告する順番を意識すること
- 報告内容(予定日など)を簡潔に伝えること
が大事だと思います。
妊娠してから、職場の人間関係や業務との向き合い方にも多少の変化はあります。
今振り返ると、それも含めて貴重な経験だったと思います。
辛いつわりはいつまで続く? 私の妊娠初期とつわり体験
辛いつわりはいつまで続くかわからず、とにかく辛いですね。
この記事では、私が妊娠初期の辛いつわりをどう乗り越えたかについて、個人の体験や私が試した対策をまとめたいと思います。
つわりはいつから?
私のつわりは妊娠がわかった直後の妊娠5週目の時に始まりました。ピークは9週の時でした。
いずれも妊娠初期です。
その後、徐々に症状が落ち着きました。
体験したつわりの症状と行った対策
つわりの症状は十人十色です。これは私の体験した症状と対策です。参考程度に読んで頂けたら嬉しいです。
倦怠感
倦怠感から座っているのも立っているのも辛く感じました。
家にいる間は、横になっている以外のことが何もできませんでした。
食事や歯磨き、風呂などの基本的なことを毎日ちゃんとすることができなくなりました。
体が動かないので精神も徐々に参って来てしまいました。
対策として、自分の中の優先順位を意識して行動し、
「歯磨きできてエラい!歯磨きしたから今日はお風呂は入らなくてもいい!」
と前向きに考え、無理をせずに、できる範囲のことをするようにしました。
今までは絶対になかったことですが、つわりの間はメイクを落とさずに寝ることも多かったです。
あとは、仕事や外出をするのも、その間だけは気分転換になり効果がありました。
しかし、緊張によって過ごせている部分も大きく、帰った後にもっと疲れてしまうので、無理のない範囲で行うことが大事だと思います。
朝から晩まで毎日続く気持ち悪さ
二日酔いやひどい乗り物酔いがずっと続いている感じでした。
実際に嘔吐はなかったのですが、常に嘔吐直前のような状態でした。
食欲も無くなりましたが、食べないと空腹で気持ち悪くなりました。
パソコンのモニターにも酔いました。
対策は、気持ち悪くなったら食べられるものを少量食べていました。
あとは、できるだけ無臭の環境に身を置くことです(職場では苦労しましたが💦)
ゴミは蓋をしたり、こまめにゴミ捨てしたりしました。
ボディーローションなどで気に入る匂いがあれば、気分転換に嗅ぐのもいいと思います。
精油は、妊婦さんでも使用できると言っている商品を選ぶと安心できると思います。
味覚、嗅覚、視覚の変化
つわりの間は偏食になりました。今まで食べられたものがどんどん食べられなくなりました。
食べられないものは、匂いを嗅ぐだけ、写真や実物を見るだけでも気持ち悪くなりました。
そして、食べられるものは短時間の間にどんどん変化しました。
梅干し→納豆→桃→プラム→ポテト→茶漬け
といったように数日おきに変化し、
今日食べられたものが、明日には食べられなくなったりしました。
対策は、食べられるものを好きなだけ食べることでした。
試せる食べ物は試し、食べられなくなったらすぐに諦めました。
余裕はないので、栄養バランスを考えた食事ではない罪悪感は考えないようにしました。
あとは、繰り返しになりますが、できるだけ無臭の環境に身を置くことです。
持久力の低下、息切れ
いつも息が苦しかったです。座ってても息切れがし、立つだけで息が苦しく、歩くと長距離走った後のような苦しさでした。
ただでさえ息切れをしているのに、マスク着用で更に苦しかったです。
対策としては、私は座ってリラックスすると良くなりました。
座っても改善しない場合には横になっていました。
動悸
歩くといつも動悸がしました。階段を登ると特に目立ちました。
息切れと動悸を同時に感じるときは、ものすごく運動をした後のような感覚でした。
そのような時には、椅子に座ると徐々によくなりました。
無理せず、すぐに座った方がいいです。
腰痛
ずっと横になっていたことや姿勢も関係あるかもしれませんが、腰痛に悩みました。
体勢を変える時に、刺すような痛みがありました。
腰痛についてはお腹が大きくなってからも続いています。
つわりはいつまで続く?
つわりは一般的には安定期(16週)よりも前には落ち着くと言われています。
私は、妊娠9週がつわりのピークで、その後は徐々に症状が緩和されました。
妊娠後期に入ってからやっと少しずつ、つわりの間は食べられなかったものが食べられるようになりました。
しかし、安定期に入っても、臨月まで続く人もいるようです。
つわりの最中には終わりが予測できないので、出口が見えないトンネルの中にいるようですね。
まとめ
つわりの症状は十人十色です。私が体験した症状の他にも様々な症状があります。
しかも、いつ始まっていつ終わるかもわからず、
「終わりが見えないつわりよりも、終わりがわかるお産の方が気持ちが楽だった。」
と知り合いは言っていました。
この記事では私が実際に行った対策も紹介しましたが、ほとんど自己流なので、症状がある場合には医師に相談した上で対応を判断して頂ければと思います。
私はつわりが辛かったとき、インターネットでたくさんの人の体験やアドバイスを読み、力をもらいました。
初めての妊娠で、今まで知らなかったことが多く、体験してから知ったことがほとんどで戸惑いました。
なので、この体験が、皆さんの参考になれば幸いです。
知らなかった!妊娠初期の辛いつわりを経験して驚いたこと
第1子を妊娠中です。妊娠初期に辛いつわり(悪阻)を経験しました。
経験するまで、つわりについて全く知らずに過ごしていた自分に驚きました。
この記事は私が実際に経験するまで知らず、驚いたことベスト5です。
1 つわりはお腹が出ていない時から始まる
私は妊娠5週目から、朝から晩までものすごい疲労感+二日酔いのような気持ち悪さが続き、寝っ転がっていないと辛く、座るのも立つのもままならない状態でした。
まだお腹の膨らみが目立たない
私は妊娠5週からつわりが始まり9週ごろにピークになりました。
その期間は、赤ちゃんが小さくお腹も出ていませんでした。見た目はいつも通りです。
なので、職場で立ち仕事や力仕事を避けることが難しかったり、電車通勤が大変だったりしました。つい無理をしては、赤ちゃんが生きているかが心配になってしまいました。
周囲への報告もまだできない
15週までの妊娠初期は流産の可能性が15%程度あり、妊娠12週未満の流産は8割以上です(日本産婦人科学会参照)
しかも、つわりが始まった頃は胎児が小さくて胎児心拍が確認できていませんでした。
できれば安定期(16週)に入ってから職場に報告をしたかったのですが、つわりが最も辛かった時期は安定期の前(妊娠初期)でした。
結局、つわりが辛く9週の時に職場に報告しました。
2 つわりは毎日朝から晩まで続く
テレビドラマや映画のシーンで、何事も無い女性が突然トイレに駆け込み嘔吐、
「あなた、もしかして妊娠してるんじゃない?」
と横にいる知らない女性に指摘される。それが私のつわりのイメージでした。
だから、症状は一時的(嘔吐の直前だけ)だと思っていました。
朝から晩まで
私は毎日24時間、朝から晩まで乗り物酔い状態でした(個人差はあると思いますが…)。
嘔吐はありませんでしたが、とにかくずっと気持ち悪く、匂いや食べ物を見ることで更に気持ち悪くなりました。その状態で朝どうやってベッドから出たのか、もはや記憶がありません。
終わりが見えない
つわりは妊娠初期(16週まで)で終わる人が多いようですが、終わる時期にもかなりの個人差があります。
私は結果として安定期に入る頃には軽減されましたが、つわりの間はいつまで続くのかわからず不安でした。
3 つわりの症状は人それぞれ
つわりのイメージがテレビドラマや映画のシーンだった私は、つわりイコール嘔吐だと思っていました。でも、実際つわりの症状は十人十色です。
私の場合はとにかくずっと気持ち悪く、匂いや空腹で更に気持ち悪くなりましたが、嘔吐はありませんでした。
それ以外にも、疲労感に加え、立ち上がるだけでひどい息切れ、少し歩いただけで長距離走った後みたいに苦しくなりました。
職場の人に指摘されると
「(コロナ禍で)夏なのにマスクしているからね。」
と誤魔化していましたが、息苦しすぎてマスクを着け続けるのは大変でした。
つわりの症状
- 起き上がれない
- 吐き気、気持ち悪い
- 匂いに敏感になる
- 眠気
- 風邪症状
など多岐にわたるようです(行政のパンフレット参照)。
症状や辛さには個人差がとてもあり、1回の妊娠で症状がどんどん変化する人もいるようです。
4 味覚、嗅覚、視覚が完全に変わる
つわりで味覚や嗅覚が今までの人生と大きく変わることがあります。
私もつわりの間、驚くほどの偏食になりました。
まず、今までの人生で大好物だった海鮮全般が、全く食べられなくなりました。
海鮮の味(味覚)、海鮮の匂い(嗅覚)、海鮮の見た目(視覚)の全てで気持ち悪くなりました。
つわりで食べられたものは?
つわりでも食べられるものも、とても個人差があります。
1番長く食べられたのはトマト、卵、食パン、ウィンナー、飲めたのはオレンジジュースです。
それ以外は、「これなら食べられる!」というものが、短時間でコロコロ変化しました。
まず、テレビドラマで妊婦さんが酸っぱいものを食べていたのを思い出し、梅干しを買いました。
最初は「梅干しなら食べられる!」と思ったのですが、数日後には食べられなくなりました。
ファーストフードのポテトも、インターネットでポテトなら食べられたという妊婦さんが多く、試しましたが、すぐに食べられなくなりました。
果物はさっぱりしていて食べやすかったのですが、同じ果物を数日食べ続けると、食べられなくなり、他の果物に変更することを繰り返しました。
5 つわりが辛い妊婦さんを守る法律や制度
厚生労働省により、妊娠中又は出産後の症状に対応する措置が定められています。
知っていることで、自分と赤ちゃんを守ることに繋がります。
作業の制限、勤務時間短縮、休業、作業環境の変更など医師の指導に応じて検討することができます。以下、厚生労働省のサイトから引用します。
- ○作業の制限
負担の大きい作業から、座作業、デスクワーク等、負荷の軽減された作業への転換による負担の軽減
(例) 負担の大きい作業
- ・重量物を取り扱う作業(継続作業6~8㎏以上、断続作業10㎏以上)
- ・外勤等連続的歩行を強制される作業
- ・常時、全身の運動を伴う作業
- ・頻繁に階段の昇降を伴う作業
- ・腹部を圧迫するなど不自然な姿勢を強制される作業
- ・全身の振動を伴う作業 等
- ○勤務時間の短縮
(例) つわり、妊婦貧血(軽症)、妊娠浮腫(軽症)等の症状に対応するため、医師等の指導に基づき、例えば、1日1時間程度の勤務時間の短縮
- ○休業
(例) 妊娠悪阻、切迫流産等の症状に対応するため、医師等の指導に基づき、症状が軽快するまで休業
- ○作業環境の変更
(例) つわりの症状に対応するため、悪臭のする勤務場所から移動させる
職場に伝えづらい(私もそうでした)と思う妊婦さんもいると思いますが、 医師の指導内容を正しく職場に伝えるために、母性健康管理指導事項連絡カードを利用できます。
※母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)について
妊娠中及び出産後の女性労働者が医師等から受けた指導内容を事業主に的確に伝えられるようにするため、「母健連絡カード」を利用できます。女性労働者からこのカードが提出された場合、事業主はカードの記載内容に応じた適切な措置を講じなければなりません。
まとめ
私が経験して初めて知ったつわりについてまとめました。
実際に経験しないと、つわりについて知る機会は少ないので、皆さんの参考になれば良いなと思います。
そして、全ての妊婦さんが安心して過ごせる社会でありたいと願います。